海藻(昆布・ひじきなど)アレルギーについて悩んでいる人
「海藻アレルギーで病院に行ったはいいが、検査ができないって言われたことがある。症状が軽いから様子見って言われたけど、治せるものなら治したい。改善できる方法があるなら教えて欲しい。」
こういった疑問にお答えします!
- ①海藻アレルギーの2つの検査方法について
- ②海藻アレルギーの検査費用について
- ③海藻類が一般的なアレルギー検査に含まれていない理由について
- 海藻アレルギーの検査方法がわかる
- 海藻アレルギーが、一般的な病院では解決できないとわかる
- アレルギーに関しての知識が深まる
- 数時間〜数日後に発症するアレルギーがある(遅発型)とわかる
- 軽度の場合なら、治せる可能性があるとわかる
こんにちは!こんぶ先生です。
この記事を書いている僕は、昆布作業歴が25年ほどで「昆布の生産量日本一」の町である「南茅部地区」に現住で、昆布の作業をしつつもサイトを運営しています。
ただし、海藻(昆布・ひじきなど)アレルギーに関しては、残念ながら詳しくありません。。ですので、消費者庁のホームページを読んだり、アレルギーに関しての資料を読んでわかった内容をまとめましたので、ご参考にしていただければ幸いです。
参考文献はこちら
興味があれば、こちらの「こんぶ先生のプロフィール(@konbulog)」もチェックしてみてください。
昆布に関しての素朴な疑問や、不安な方はぜひ記事をご覧ください。
※記事は5分くらいで読み終わります。深掘りした解説などは、関連記事にてご確認ください。
目次
海藻(昆布・ひじきなど)アレルギーの2つの検査方法について
海藻(昆布・ひじきなど)アレルギーの検査方法は2つあります!
- ①病院(IgG・IgA抗体検査のできる)で検査する
- ②IgG・IgA抗体検査キットを購入し、検査する
ここでポイントとなるのが、「IgG(アイジージー)・IgA(アイジーエー)抗体検査を受ける」ということです。
横文字を使わない場合は、「食物抗体検査」・「遅延型アレルギー検査」という名称になります。
一般的な病院で行われるアレルギー検査は「IgE(アイジーイー)抗体検査」であり、主に重い症状が出やすい食材のみの検査となります。即効型のアレルギー反応とも呼ばれます。
アレルギー反応には、2時間以内に症状が出るもの(即効型)と、数時間〜数日かけて症状が出るもの(非即効型・遅延型)の2種類があります。
つまり、一般的なアレルギー検査では、海藻(昆布・ひじきなど)の検査(非即効型・遅延型)は行なっていないということ。
その理由について、後述しますが、海藻類よりも重い症状がでやすい食材が優先されているからです。
海藻が引き起こすアレルギーの症状として、腹痛(ふくつう)や下痢(げり)などの軽度なものが挙げられます。
とはいえ、アレルギー反応が出ていて苦しいからこそ、どうにかして欲しくて病院に行きます。
でも、言われることといえば「様子をみてください」というありきたりな返事で、結局は改善には繋がらなかったりします。
さらには「海藻類の検査キットはありません」と言われることもあるとか、、
ただし、改善策がまったくない!という訳ではございませんので、ご安心ください。
そんな軽度でありながらも、長い間私たちを苦しめつづけてきたアレルギーの検査をしてくれるのが「IgG・IgA抗体検査」です。
検査の方法としては、病院(IgG・IgA抗体検査ができる)で検査する、もしくは自宅にいながらIgG・IgA検査キットを購入し検査する、の2択です。
①病院(IgG・IgA抗体検査のできる)で検査する
IgG・IgA抗体検査のできる病院で、検査することが可能です。
インターネットでお住いの地区と、「IgG抗体検査」もしくは「遅延型フードアレルギー」と入力してググって、探してみてください。
例:「東京 遅延型フードアレルギー」
ただし日本では導入例がすくなく、実際の検査も行っていない(検査をするためにアメリカのシアトルに送られます)ため、否定的な意見も出てきます。
とはいえ、IgG・IgA検査をしたことで長年寄り添ってきた(腐れ縁の)病から解放された、という声も多く、一概に否定できないものです。
都内であれば、「医療法人社団アトラス 篠原クリニック」でIgG抗体検査(食物抗体検査)を行っております。
実際に、IgG抗体検査キッドを自身で使ったことで症状が改善し、経営しているクリニックで導入した例です。
院長の私自身もIgGの検査を行い、しょうがと卵とパイナップルで反応が見つかりました。(日本で行うことが出来るIgEの食物の検査では無反応でした)反応した食物を除去したところより、45年も続いていた慢性の下痢症状が改善した為、当院への導入を決めました。
引用:食物抗体検査|篠原クリニック公式
遅延型アレルギーは、検査IgE陰性で原因がわからない方のための補完的検査です。
過去にIgEアレルギーがあり、ずっと食べていなかった食品がIgGで陰性だった場合、その食品を今後摂取するかどうかについては必ず担当医に相談してください。アナフィラキシーの経験がある場合も同様です。子供の頃にIgE検査を受けたきりで、その後ずっと検査をなさったことのないという方が多くいらっしゃいます。
引用元:アンブロシア株式会社|遅延型アレルギー(食物過敏)とは
②IgG・IgA抗体検査キットを購入し、検査する
お近くにIgG・IgA抗体検査(遅延型アレルギー検査)ができない場合は、ネットから抗体検査キットを購入することができます!
注文すれば、手順に関する説明書が付属されているため、簡単にできます。
※海藻類は昆布・ひじき・わかめ・のり・スピルリナ(海外ではサプリメントに使用される栄養価の高い藻類の一種)が検査対象となります。
商品の販売元のホームページはコチラ(アンブロシア株式会社|検査の流れについて)
実際に検査をしてみた人の体験記事はコチラ(IgG遅延型フードアレルギー検査を自宅でやってみたぜ。)
IgG・IgA抗体検査にかかる費用について
ただし、この検査は保険の適用外なため、通常のアレルギー検査と比べたら高額です。
費用としては、どちらも3〜4万円ほどかかります。
ですが、つらい症状を解決でき、隠れたアレルギー症状を改善できるのなら安い投資だといえます。
費用が高い要因としては、この検査が日本国内ではできず、アメリカのシアトルに発送して検査をするため、輸送費だけで考えても、高くなってしまうのでしょう。
とはいえ、検査結果後の食事制限や方法についてのパンフレットがあるため、どのようにすればよいのか?がすぐにわかります。
日本の病院の場合だと通院することで、費用がかさみますが、抗体検査キッドを購入するのみなので出費が一度だけ、と考えると経済的かもしれませんね。
※不安であれば、検査をした後で専門医にも意見をもらうとよいかもしれません。ただし、IgG・IgA抗体検査を認識している病院である必要があります。
IgG・IgA抗体検査で改善する可能性のある症状
IgG・IgA抗体検査で、改善する可能性のある症状は以下の通りです。
- ①慢性的な頭痛・消化不良・関節痛
- ②イライラ・うつ状態
- ③睡眠の質の低下・疲労感が抜けない
- ④アトピー・便秘など
※重度ではないが生活の質に影響を与えている症状です
海藻(昆布・ひじきなど)が一般的なアレルギー検査に含まれていない理由
残念なことに海藻(昆布・ひじきなど)は、一般的なアレルギー検査には含まれていません。
その理由は、簡単に言えば、重い症状になりにくいからです。
消費者庁がまとめるアレルギー表示を見れば、その答えがわかります。
- 卵
- 乳
- 小麦
- 落花生
- えび
- そば
- かに
- いくら
- 果物類(キウイフルーツ・バナナ・もも・りんご・オレンジ)
- ナッツ類(くるみ・カシューナッツ)
- 大豆
- やまいも
- 魚介類(さば・さけ・いか・あわび)
- ごま
- 肉類(鶏肉・豚肉・牛肉
- ゼラチン
- まつたけ
上記の食材をみて、アレルギー症状が出た場合どうなるのか、想像できますでしょうか?
表示義務のあるもの・表示が任意のもので分かれていますが、これらの食材をアレルギー反応がおきる人が摂取すると、2時間以内に重い症状となって発症します。
重い症状は、死のリスクが高く、早急な対処が必要となります。症状が重くなるリスクが高いからこそ、表示義務や任意という形で選ばれているわけなのです。
海藻(昆布やひじきなど)で起こるアレルギー反応は、比較的症状は軽く、死のリスクが低いため、そこまで重要性がないということ。
たとえとして、緊急で運ばれてきた人と、定期的に通院している人では優先度が違うのと一緒です(語弊があるかもしれませんが)。
つまり、緊急度が低いからこそ、海藻(昆布やひじき)が一般的なアレルギー検査に含まれていないと、考えることができるのです。
もちろん、全てが全て軽い症状である、とは言い切れません。昆布を食べて重体におちいる人だっています。
※激しい嘔吐(おうと)や下痢(げり)などの重い症状が出た場合には、速やかに病院に行って、検査を受けましょう。
ですが、確率としても低いため、そこまで規制する必要はない、というのが消費者庁の見解といえます。
まとめ:海藻(昆布・ひじきなど)アレルギーの2つの改善方法は、IgG・IgA抗体検査で調べることで改善できます!
日本の病院で受けられるアレルギー検査は、IgE(アイジーイー)抗体検査です。
IgE抗体検査は、主に重い症状のでるアレルギー反応に特化した検査のため、前例の少ない軽度な症状の検査はできない。
- ①病院(IgG・IgA抗体検査のできる)で検査する
- ②IgG・IgA抗体検査キットを購入し、検査する
IgG・IgA抗体検査(食物抗体検査・遅延型アレルギー検査)は検査できる病院が限られていて、あまり多くない。
検査キットならネットで購入できるため、容易に検査が可能。
どちらも保険適用外であり、アメリカ(シアトル)に発送するため、高額(費用は3〜4万円)である。
ただし長年付き合ってきた、軽度な頭痛や消化不良・睡眠不足やイライラ・アトピーなどに改善効果がある。(改善したという口コミは多い)
※ただし、すでに食事制限(アレルギー反応がでる)をしている場合は、担当の医師と相談しつつ決めること。
海藻(昆布・ひじきなど)アレルギーの2つの改善方法については、以上です。
海藻アレルギーだけでなく、気づいていない慢性的な症状の原因が、IgG・IgA検査によって明らかになるかもしれません。
少しでも多くの人が救われることを願っております。
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