昆布だしを手早く取るにはどうすればよいのか悩んでいる人
「昆布だしを取る方法として、どういう方法があるのか?いくつか方法があるなら、あまり時間をかけずにダシをとる方法を知りたい。早く取れる方法以外にも、ダシのとり方があるなら知りたい。分量や時間についてもザックリ教えてほしい!」
こういった疑問にお答えします!
- ①昆布だしを取るのにかかる時間について
- ②最短で昆布だしを取る方法について
- ③昆布だしを取る代表的な3つの方法について
- ①最短で昆布だしを取る方法が理解できる
- ②湯出し・水出し・1番だしにかかる時間が理解できる
- ③それぞれの昆布だしの抽出方法を理解できる
- ④水に浸けおくことの大切さが理解できる
この記事を書いている僕は、昆布作業歴が25年ほどで「昆布の生産量日本一」の町である函館(南茅部地区)に現在も住んでいて、昆布の作業をしつつもサイトを運営しています。
興味があれば、こちらの「こんぶ先生のプロフィール(@konbulog)」もチェックしてみてください。
昆布に関しての素朴な疑問や、不安な方はぜひ記事をご覧ください。
※記事は2分くらいで読み終わります。深掘りした解説などは、関連記事にてご確認ください。
目次
昆布だしを取る時間について
昆布だしをとる時間は、取る方法により変わります!
基本的な分量としては、水1㍑に対し、昆布は10gを使用します。
ただし、昆布には種類があり、だし用に適している昆布と適していない昆布がありますので、詳しくは下記の記事をご参照ください。
国産のものであれば、「だし昆布」という名前で販売されている商品であれば大丈夫です!
触った感じとしても、固くゴツゴツしていればダシ用として使って大丈夫ですね。
- ①湯出し(煮出し):火にかけてダシをとる方法
- ②水出し:水につけるだけでダシをとる方法
- ③1番だし:昆布とかつお節を使ってダシをとる方法
①湯出し(煮出し)の場合:最短40分(浸けおき時間含む)
湯出し(煮出し)というのは、水を沸かせて昆布だしをとる方法です。
湯出し(煮出し)の場合、まずは水の状態で昆布を入れ、30分以上浸けおきするのがポイントです。
浸けおきすることで、昆布が柔らかくなり、うま味や風味が抽出されます。
その後、弱〜中火にかけ、沸騰する直前に取り出すことで、昆布のうま味・風味を存分に含んだダシ汁をつくることができます。
沸騰直前に取り出す理由は、うま味成分だけでなく、エグみや苦味といった成分も出てきてしまうからです。
②水出しの場合:10時間以上かかる
※上記は、かつお節とだし昆布を使用した水出しの写真です。
水出しというのは、水を沸かせず(水の状態のまま)に昆布だしをとる方法です。
火を使わないため、昆布だしの抽出には時間がかかります。ですので、水に昆布を入れたら少なくとも10時間は入れておきましょう。
ポイントとしては密閉容器・もしくはラップをかけて冷蔵庫内で抽出させること。
その理由は、室温が高い状態だと衛生面でよくないという点と、冷蔵庫独特のニオイをうつることを防ぐためです。
時間をかけて抽出したものの、悪くなっていたらお腹を壊しますし、冷蔵庫独特のニオイがしたら「なんか美味しくない」と感じてしまいます。
そんな経験をしてしまうと、2度と昆布だしなんてとりたくないっ!と思ってしまうものです。
ですので、水出しのポイントとしては、①密閉容器を使う、②冷蔵庫にて抽出するようにしましょう。
③1番だし(かつお節)は湯出し・煮出しと同じ工程
1番だしを作る場合は、湯出しと作業工程は一緒です。
水の状態で昆布を入れ、まず30分以上浸けおきします。
その後、中火にかけ、沸騰する直前に取り出します。一度火を止め、かつお節(花がつお)を入れ、弱火で2~3分煮込み、昆布やかつお節をこして、完了となります。
まとめ:最短で昆布だしを取る時間は40分(湯出し・煮出し・1番だし)、水出しは10時間以上かかる
昆布だしの抽出時間について
水の状態で30分浸ける+沸騰するまでの時間がかかる(約40分)
ポイントは沸騰する直前に昆布を取り出す
水の状態で10時間以上放置する
ポイント①:密閉容器を使用する
ポイント②:冷蔵庫にて抽出する
そのほかにも昆布の正しい保存・保管方法については下記の記事を参考にしてみてください。
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