いりこ(煮干し)は下処理が必要か悩んでいる人
「いりこ(煮干し)はそもそも下処理する必要があるのか?必要ならどうすればよいのか知りたい。する理由と根拠についても知りたい。下処理ってだけで、めんどくさそうだから、簡単にやる方法を教えてほしい!」
こういった疑問にお答えします!
- ①いりこ(煮干し)の下処理の方法について
- ②アタマと腹の黒いワタの取り除き方について
- ③下処理不要のいりこ(煮干し)について
- いりこ(煮干し)の下処理の方法について理解できる
- なぜ下処理する必要があるのか、が理解できる
- 臭みの原因となる部位が、どこなのかが明らかになる
- 料亭の味に一歩も二歩も近づけるようになる!
この記事を書いている僕は、昆布作業歴が25年ほどで「昆布の生産量日本一」の町である「南茅部地区」に現在も住んでいて、昆布の作業をしつつもサイトを運営しています。
昆布といりこ(煮干し)に共通点はないように思われがちですが、同じ乾物であり、かつダシが出る&昆布との相性がバツグンな食材なので、親友といっても過言ではありません
興味があれば、こちらの「こんぶ先生のプロフィール(@konbulog)」もチェックしてみてください。
いりこ(煮干し)に関しての素朴な疑問や、不安な方はぜひ記事をご覧ください。
※記事は2分くらいで読み終わります。深掘りした解説などは、関連記事にてご確認ください。
目次
いりこ(煮干し)の下処理の方法について
いりこ(煮干し)は種類によって、下処理する必要があります!
主に下処理が必要ないりこ(煮干し)の種類としては、大きめのカタクチイワシです。
- ①アタマを取りのぞく
- ②腹の黒いワタを取りのぞく
- ③だし汁を作る時は身だけ使う
①いりこ(煮干し)のアタマを取りのぞく
まずはアタマの部分を取りのぞきます。
アタマを取りのぞく理由は、アタマの部分(主にエラ)には臭みや苦味のもととなる成分が多く含まれるからです。
煮干しサイズとはいえ、この部分にはしっかりとした臭みのもとが残っています。
ですので、まずはアタマをしっかりと取り除きましょう。
②腹の黒いワタを取りのぞく
頭を取り除いたら、次はお腹の中にある黒いワタを取りのぞきます。
このとき、タテ半分に割ることで作業が楽になります!タテ半分にわると身が2つになり、どちらかの身に黒いワタがついています。(二枚おろし状態)
この黒いワタは、カタクチイワシの内臓であり、臭みや苦味のもととなる成分が多く含まれております。
ですので、間違ってそのままだし汁を作ってしまうと、少しクサいだし汁ができあがってしまいます。
それを防ぐためにも、この黒いワタは必ず取りのぞきましょう。
頭と同様に、乾燥しているため、ポロっと簡単に取りのぞけます。
③だし汁を作る時は身だけ使う
下処理は以上の2つの行程で終了です。
だし汁を作る場合は、身の部分だけを使用します。
頭・黒いワタの部分は、だし汁を作る場合は利用しませんので、捨てるか食べさせるかしてくださいw
カルシウムとして貴重ではありますので、お酒のつまみとして、ぜひ旦那さんに残してあげてください。(私がダンナなら喜んで食べますw)
※ダンナさんにあげる際は、「捨てる」や「いらない」という言葉を使うのではなく、「体に良いからね!」や「カルシウム大事だからね!」という言葉を使ってプレゼントしましょう!
下処理不要のいりこ(煮干し)について
いりこ(煮干し)の種類によっては、下処理する必要のないものもあります。
大きめのカタクチイワシは必須
先ほどもお伝えしたように、下処理が必要なのは、大きめのサイズのカタクチイワシだけです。
大きくなると、その分臭みや苦味がより出てきてしまいます。
ですので、大きめのカタクチイワシは必ず下処理をしましょう!
それ以外は基本的には下処理は不要
大きめのカタクチイワシ以外のいりこ(煮干し)であれば、下処理する必要はありません。
- いりこ(カタクチイワシの稚魚)
- 平子煮干し(真イワシ)
- うるめ煮干し(ウルメイワシ)
- トビウオの煮干し(アゴ)
下処理不要とはいったものの、臭みや苦味が絶対に出ないとは正直いい切れません。(むしろ出る)
ですので、念には念をいれたい!と考える方でしたら、上記の煮干しでも下処理してから使用することをオススメします!
手間をかけることで、美味しいダシがとれるので、気になる方はぜひ下処理をしましょう。
まとめ:臭みや苦味を出したくないなら、いりこ(煮干し)の下処理をしましょう
まとめとして
- ①アタマを取りのぞく
- ②腹の黒いワタを取りのぞく
- ③だし汁を作る時は身だけ使う
※下処理が必要なのは
大きめのカタクチイワシのみ
- いりこ(カタクチイワシの稚魚)
- 平子煮干し(真イワシ)
- うるめ煮干し(ウルメイワシ)
- トビウオの煮干し(アゴ)
※ただし、絶対に臭みや苦味が出ない保証がないため、必要であれば下処理してください。
いりこ(煮干し)の下処理の方法については以上です。
正しい知識を持って、ダシライフをぜひ満喫してください!